ぜひとも行きたい、と思ってはいなかったが、インドへ行ける機会がきた。
しかし、あまり滞在時間が多くない今回。いけるところもあまりないかもしれない。ということで、真っ先にでてくるのは、やっぱりタージマハル。 本当は、ガンジス川も見てみたいけど、とりあえずタージマハルだけは行きたいということで、デリー入り。
デリーにきたら、客引きにさっと囲まれ、街にでるまで一苦労も二苦労もするというイメージがあるが、 全然そんなこともなく、空港から市内いきのバスを見事にゲット。さっそくアーグラ行きのバスがでるターミナルに着くことができた。
考えていたよりも順調順調、と思っていると、ここはインド。そう甘くはない・・。
チケット売り場らしきところで、アーグラ、と連呼していると、「ここからはでないぞ」という答えが返ってくる。 そんな・・・。んじゃ、どこだ、ってことで、書いてくれと紙を差し出す。
書かれた場所は、ここからかなり離れたところ。どうやら順調と思っていたが、だいぶ違うところにきてしまったらしい。
ここから「たらいまわし」という言葉がぴったりの状況。あっちにいったり、こっちにいったり。 最終的には、私たちもアーグラに行く。というおじちゃんと3人兄弟と母親の家族をゲットして、ついていくと、なんとかローカルバスに乗ることができた。
アーグラいきのバス | 名前は忘れちゃったけど、お世話になりました。 | |
6時間の道中、兄弟3人と英語らしき言葉で、いろいろ会話ができ、とてもたのしかった。 しかし、さすがインドのローカルバス。喧騒と乗車率は、想像をはるかに超えていた。
夜は、あまりケチらず、ちょっといい感じのゲストハウス。1泊1500円。 ベットはきれいだったけど、お湯がでないのと、なによりも蚊が多かった。 部屋に蚊取り線香があったからいいけど、インドにいくときは、蚊取り線香は必需品と感じた。
アーグラ城は時間がなくて城壁だけ | 夕食は、カレー味のチキンライス | |
翌朝、早起きをしてのタージマハル。インドの世界遺産といえば、タージマハルであり、 「世界一美しいお墓」と称されるシンメトリーの白大理石の建物だ。
完成には22年の歳月が費やされたそうだ。世界各地から膨大な量の貴石が取り寄せられ、また職人が集まったそうで、 まさに国をかけての大事業であったらしく、これが原因で国が傾いたといわれているほどらしい。
セキュリティチェックからタージマハルがみえる門まではこんな感じ | ||
美しいシンメトリーのタージマハル | ||
ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンは、対岸に、黒大理石で自分の墓を建てて、 両者を橋で結ぶ計画をしていたというのは、有名な話。(真偽のほどはさだかではないらしいが)
しかし、それだけの権力も財力もなくなってしまい、その夢はかなわなかったが、それらしき跡地は、ヤムナー川の対岸にみることができる。 もし建っていたら、今以上の観光名所になるのだろうなぁ、と思いながら、無理して立ててしまえばよかったのに、と同時に思うのは、私がその時代の人ではなく、後の人だからだろう・・・。
ヤムナー河 | 対岸の黒タージマハル建設跡地 | 遠くに見えるのは、アーグラ城 |
木陰からのタージマハル | ||
アーグラからの戻りは、ローカルバスに懲りてエクスプレスバス。 値段は700円と、ローカルバスの倍以上の値段がするが、疲れ度合いが全然ちがう。 当然こちらでしょ、ということで、ゆっくり寝させていただいた。
デリーに戻ってきて行くところは、世界遺産にも登録されている「フマユーン廟」。 タージマハルに影響を与えたとされ、こちらもみごとなシンメトリーの建物で、「デリーのタージマハル」である。 運送関連だったかCMでもおなじみ。
フマユーン廟 | ||
世界遺産の登録看板 | タージマハルよりは小さい | |
庭園の中に廟を置く形式 | ||
タージマハルと違って、セキュリティがきびしくないので、ビデオ撮影。 | ||