メルボルンから空路でオースラリアのほぼ中心、エアーズロックへ。
コネラン空港は、エアーズロックがあるウルル・カタジュタ国立公園のためだけにあるような空港で、 そこから約5KMのところに宿泊施設があるエアーズロックリゾートがある。
ウルル・カタジュタ国立公園を回るのは、レンタカーかツアーに参加するかの選択肢しかないらしい。今回はツアーでまわることにした。
宿泊先の宿でツアーに申し込み、到着した午後は、オルガ岩群の渓谷ウォーキングとエアーズロックのサンセット。 次の日は、サンライズとエアーズロックベースツアーといった感じになる。
オルガ岩群 | ||
オルガ岩群は36個の岩の集まりで、見る位置を変えるといろいろな奇形をみせてくれるところ。 オルガ渓谷に加えて、「The Valley of Wind」風の谷がある。
その名のとおり、宮崎アニメの「風の谷のナウシカ」の舞台ではないか、と言われているところ。 エアーズロックがかなり有名すぎて、オルガ岩群はあまり有名じゃないが、砂漠の中にポツリとある岩の群集は、 エアーズロックの神秘さみたいなものには負けるが、いろいろな意味でのおもしろさはこっちのほうが上かもしれない。
オルガ岩群の渓谷ウォーキングのスタート地点 | |||
エアーズロックは、いわずと知れた世界最大の一枚岩で、周囲約9KM、地上からの高さが348Mもある。 オーストラリアのほぼ真ん中にあって、世界の中心・地球のへそなどと形容される。
オルガ岩群渓谷ウォーキングが終了し、エアーズロックの夕日を見るサンセットビューへ。 日が西に傾き始めるころから、徐々に岩肌が赤くなっていくのがよくわかる。
日が沈む瞬間に真っ赤になるらしいのだが、本当に真っ赤という状況は、年に数えるほどしか現れないということだ。 微妙に雲が広がっていたりという好条件がそろうのが必要らしい。
以前にも見たことがある、というわけではないので、比べようがないが写真でもわかるような赤さに染まっていて、 かなりのいいほうだったんじゃないかな、といった感じだった。
エアーズロックのサンセット | ||
夕日に染まり赤くなっていた | ||
オルガ岩群の脇への夕日が沈む | ||
翌日は、朝早起きしてエアーズロックのサンライズ。
日が上がってくるところは申し分ない感じだったが、その日を受けているエアーズロックがいまいちだった。 けっこう薄暗く、写真もいまいち。やはり天候に左右されるのは、なかなか難しい。
サンライズ | エアーズロックの朝日 | かなり写真が難しかった・・・ |
サンライズに続けて、エアーズロックの周辺を散策する形のベースツアー。 ここではいろいろな壁画を見ることができる。まわったところは、マラウオークというところだったと思うが、 簡単にアドリジニの残した壁画(ロックアートというらしい)を見ることができた。
エアーズロックのベースツアー | アボリジニの壁画 | |
エアーズロックの登山の入り口 | ||
エアーズロックリゾートは、ウルル・カタジュタ国立公園の観光拠点で、(キャンプ場を除いてここにしか宿泊施設がないんじゃないかと思う) 1日1000人以上が泊まれるらしい。リゾート内もけっこうな大きさで、無料のバスが巡回している。
ここで一番よかったのは展望台。ちょっとした高台になっていて、下から見上げるといつも人がいる感じ。 しかし、ちょうど夕方の暇な時間に展望台に行ってみると、誰もおらず1時間以上ぼんやりとエアーズロック・オルガ岩群を眺めることができた。
宿泊先のOutback Pionerr Motel | エアーズロックリゾート | |
赤茶けた砂がとても印象的 | ||
エアーズロックリゾート内の展望台からの眺め | ||
ウルル・カタジュタ国立公園での一番の誤算は、なんといったもエアーズロックのハエ。 アボリジニの聖地として神秘的なイメージがあるが、かなり多数のハエに取り囲まれることになる (5月であんだけなら真夏はもっとかな、とも思う)
また、エアーズロックは、宿泊施設と国立公園しかないので、移動の自由感があまりない。 しょうがないところではあると思うが、少し残念なところだった。しかし、それ以外は、やっぱり不思議さ・神秘さがあり、 地球のすごさみたいなものを感じられる場所だった。
ウルル国立公園の宿泊施設から | ||