朝6時に起きて、アフ・トンガリキに朝日を見に行った。
このアフ・トンガリキは日本の協力で建てられた15体のモアイで、イースター島で最大で幅100Mのアフの上に立てられている壮大なものである。
アフ・トンガリキは、イースター島の一番東に立っている、というこうことで、朝日のときが一番の見所となる。5:30分起床し、村から車で40分くらいのアフ・トンガリキへ。
この朝日はすごかった。周りには誰もいないし、15体のモアイの間から朝日が上がってきたたときの瞬間は感動ものだった。
朝日、夕日はもちろん天気次第の気まぐれなものだ。雲がかかってしまうと全然見えないが、ちょうど雲の切れ間から、朝日がでて、その朝日を背に受けたモアイは最高の眺めだった。
アフ・トンガリキ | 馬はもちろん放し飼い | アフ・トンガリキは島の一番東にある |
15体のモアイが並ぶ | ||
イースター島のベストショット | 朝日を背に受けるモアイ | |
無造作に置かれたプカオ | ||
朝日に大満足し、宿に帰って朝食を食べる。
一休憩した後は、レンタカーでイースター島観光をスタート。
まずは、国立公園指定のオロンゴへ。ここは世界遺産にも登録されているところ。島の西南にある死火山がラノ・カオ。 現在は、島の水源にもなっているところだが、昔は、「オロンゴの鳥人儀式」という宗教儀式が行われていた、とても神聖なところだそうだ。
この場所は、イースター島が南海の孤島なんだと、実感することができる場所でもある。
オロンゴ 死火山のラノ・カオ | オロンゴはかつての聖域 | オロンゴの岩絵 |
伝説の3つの島 | ||
続いて、海岸線を走り、ラノララクへ向かう。その途中には、アフ・ハンガ・ポウクラやアフ・ハンガ・テテンガなど、「モアイ戦争」によって、引き倒された数々のモアイ像があった。 その度に車を止めて、しばし鑑賞。
引き倒されたモアイたち | ||
ラノララクは、モアイ像をきり出していた山。今も何百体のモアイが中途半端な感じで転がっている。今まで見てきたモアイもすごいと思ったが、ここのモアイ像は、本当に圧倒される感じがある。 ラノララクには、397体のモアイがあり、サイズも大きいものが多いとのことだ。
モアイを切り出していた山に、てっぺんまで登ることができ、ここからの眺めもすごかった。言葉では表せないものが、ラノララクにはたくさんある。といったのが率直な感想だ。
ラノ・ララク | 製造途中のモアイ | |
このモアイは、日本でも有名(昔CMで使われていたそうだ) | ||
ラノララクの山のてっぺんからのは壮大な眺めが広がる | 遠くに見えるは、アフ・トンガリキの15体のモアイ | |
ラノララクの上から | モアイの切り出し後-1 | モアイの切り出し後-2 |
ラノ・ララクにある、島で唯一の座っている(正座)モアイ + 横からも | ||
アナケナ海岸をめざし、島の北側へ。
その途中に、テ・ピト・クラと呼ばれる石がある。「光のへそ」という意味らしく、いろいろな伝説を持つ石だ。イースター島にはじめてきた、ホツマツア王が故郷から運んできた、なんて伝説もあるらしい。 この石には磁場があり、不思議な力を秘めているなんてことで、訪れた人は手で触って、額をつけてなにやら拝んでいる。
テ・ピト・クラ(光のへそ) | ||
テ・ピト・クラからほど近くに、トランペットストーンなるものがある。トランペットストーンは、その名の通り、きちんと吹くと音が鳴るとのことだ。
きちんと音を出す人は、地元の人でも少数らしい。もちろん挑戦してみたが全然ダメだった。っていうか、石が熱くて、まともに口をつけられなかった。。
トランペットストーン | ||
アナケナ海岸へ到着。イースター島といえば、モアイもそうだけど、海の綺麗さはピカ一。他の綺麗な海を見たことない僕にとって、初めてではないかというほどのエメラルドグリーンの海。
海に入って、あまりに透けている水だったので、足元に魚を見ることができたときはかなり感動した。それにシュノーケルもできて、かなりうれしかった。
アナケナ海岸に立つ、プカオを乗せた5体のモアイ | ||
そして、晴れた日の最後の締めは、星空と「南十字星」。南半球で、しかもイースター島で見たい、と常々思ってきた星だ。
日本では、唯一日本の最南端の島「波照間島」でしか、見ることができない星ということで、有名な星である。
もちろん、南半球ならくっきり。しかし、南十字星がどれかがいまいちわからなかったため、地元の人に質問。
とても大きな星をくっきりとみることができた。この星にもつくづく感動させていただき、真夜中まで見ていても飽きないくらいだった。