17日目:オーストリア(ウィーン)

イタリアからオーストリアの検問チェックは、なんだか非常に大掛かりだった。 ヨーロッパは全然パスポートチェックなどは厳しくないけど、今回は10人くらいの検査員が電車に乗り込んできて、夜中に3回も起されてパスポートチェック。 しかも、検査員の不機嫌なこと。こっちだって、真夜中に起されているんだから!っていう思いはまったく届いていない感じ。。

というわけで、あまり眠れずに、朝の6:30分にウィーンに到着。

ウィーンに来るのは2回目。

5年ぶりくらいだからかなり前になるので、以前と比べてどんな感じ方をウィーンに受けるか楽しみだ。 ベネチアの雨を引き継いだかのような冷たい雨。道路には雪が積もっている。さすがはかなり北に来たなといった感じだ。

寒いとばかり言ってられないので、さっそく宿探しに。しかし、お目当てのユースが、なかなか見つからない・・。 地図の指すところにはいるはずなのに宿がない。一本先の路地を曲がって、やっと見つかった。

このユースホステルは、かなりあたり。苦労して探したかいがあった。14ユーロと安い上に、朝食付き。さらにランドリーもあり。 ドミトリールームの鍵はしっかりしているし、おまけに大きな部屋に誰もいない。

嬉しいことづくめだ。ここには、3泊する予定なので、とてもうれしい。ということで、さっそく雪混じりの冷たい雨の降るウィーンの町へ。

まず始めは、あのシュテファン寺院へ。

5年前に、はじめての海外旅行ではじめて目にしたのが、このシュテファン寺院。あの時の驚きは、言葉に表すのが難しい。 前ほどの感動はしないがやはりとても綺麗。建物なのに、絵を見ているような感じをうける。


シュテファン寺院(曇っていたのが残念)
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このシュテファン寺院は、13世紀の後半から300年もかけて建設されたオーストリア最大のゴシック教会で、寺院の塔では世界3位の高さだそうだ。

以前来たときは、5泊くらいしたと思うので、地理はけっこう記憶に残っている。国立オペラ座、モーツァルト像、新王宮などを回り、そのあとウィーン美術史博物館へ。 目的は、ブリューゲルの「バベルの塔」。以前はよくわからずに、なんか教科書で見たことあるな、くらいだったので今度はしっかり見ておいた。 このウィーン美術史博物館は、かなり多くの絵画があり、すべてじっくり見てまわると1日はかかりそう。そのほか、ルーベンスなどもじっくり鑑賞できた。


国立オペラ座 モーツァルト像
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新王宮 新王宮(正面)
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マリア・テレジアの像 ブリューゲル「バベルの塔」 ウィーン美術史博物館
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フォルクス劇場 ウィーン自然史博物館 レオポルト美術館
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博物館を出ると、かなり激しい雪になってきた・・。しかし、負けじとシェーンブルン宮殿へ。 Uバーンに乗って椅子に座ると昨夜、パスポートチェックで3度も起こされたせいか、深い眠りに。 案の定、だいぶ先まで行ってしまい、引き返すことに。そういえば、以前もシェーンブルン宮殿に行くときに、寝過ごしたような記憶がある・・。

シェーンブルンとは、「美しい泉」という意味とのこと。ハプスブルク家の女帝マリア・テレジアの末娘であるマリー・アントワネットも、 15歳でルイ16世に嫁ぐまで、ここで過ごしていたとのことだ。以前に、宮殿内を携帯ガイドで回ったので、今回は広い庭を歩こうと決めていた。

しかし、かなりの雪・・・。負けじとどんどん歩いた。人が全然いないので余計に寒く感じ、おまけに丘の上のカフェも閉まっていた・・・。 美しい景色と引替えに、靴の中がぐちょぐちょに・・・。


シェーンブルン宮殿 宮殿の庭側
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お次は、ザッハトルテ。日本でもかなり有名なザッハトルテは前回とてもおいしくてビックリした。次に来たときも、これだけは食べないと、と思っていた代物だ。

ザッハトルテの本家、カフェ・ザッハーはコートを預けるだけで、お金がかかるすごい所。さすがに1人で行く勇気がなかったので、同じユースに泊まっていた、日本人の方を誘って行くことに。

やっぱりおいしい。クリームと絡めると抜群のおいしさになる。そのせいか、紅茶もおいしく感じられる。以前に感じたことは間違えではなかったと確認することができてかなりうれしい。

周りのお客さんは、きちん正装した人が多い・・。次回来れたときはもっといい服を着てきたい。

道路を挟んで反対側にある国立オペラ座で明日のオペラのスケジュールを聞いて宿へ。明日は「ロミオとジュリエット」だそうだ。前回は見なかった音楽の本場でのオペラなので、ぜひ見たいと思う。


ザッハ・トルテ カールス教会
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宿に帰ると、ザッハトルテを一緒に食べた日本人の方に誘われて、こちらも食べなくてはいけないと思っていた、シュニッツェルを食べにいくことに。 オーストリアの代表的な料理で、子牛の肉のカツレツが本来。日本でいうトンカツだ。

宿の人に安い店を聞いて、そこに食べに行くと大正解。安くて大きなシュニッツェルを食べることができた。

宿に帰ると、だいぶ疲れていると実感できるほどだった。でもウィーンは2回目にもかかわらず、かなりいいところだと再確認できた。

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