3日目:プレトリア - ヨハネスブルク - プレトリア

3日目は、ヨハネスブルクの一日観光。

ヨハネスブルクという世界一危険な街を一人で歩き回る気などまったくなかったので、ワンデーツアーを申し込むことにした。 プレトリアから車でヨハネスブルクに行き、空港近くのユースに泊まっているフランス人の女の子を乗せて、ツアースタート。


黒人居住区ソウェト

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南アフリカ最大のタウンシップ(旧黒人居住区)である、ソウェトSoweto(South West Township)は個人での 観光はかなり難しいところだ、とガイドブックに書いてある。それは、このツアーに入ってすぐに感じることができた。 もうソウェトに入ったと言われなくても違うわかるほどに雰囲気が違う。

まずはじめにちょっとした市場みたいなところに行ったが、白人はフランス人の女の子と僕だけ。まさに、異世界。 昼間なのに相当の危機感を感じた。マンデラキャンプの地区では、ガイドの説明を受けていると、 もうすでに子供達30人くらいに囲まれていた。失業率は50%以上、学校に行けない子供たちも多いらしいが、 子供たちの顔は明るいように感じた。とりあえず写真でも、なんて気持ちじゃカメラを構えるのはちょっと難しかった。


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車でいろいろ回り、初の黒人大統領として有名なネルソンマンデラの実家をまわり(写真を撮り損ねた)、 ヘクター・ピーターソン博物館へ。1976年6月16日は、歴史的な日としてはずことができないとのこと。 ソウェトで起きた、反アパルトヘイト暴動。南アフリカの軍隊が初めて黒人の一般市民に発砲し、死者700人、 負傷者4000人以上を出した事件である。その最初の犠牲者がヘクター・ピーターソンという当時13歳の少年だったそうだ。


1976年6月16日記念碑 ヘクター・ピーターソン博物館
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黒人居住区ソウェトの入り口
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南アフリカといえば、アパルトヘイト。しかしそれは教科書のなかでのこと。 実際に南アフリカでこういう博物館に行くというのは、やはり教科書で習うとはまるで違うなぁ、というのが感想だった。

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