朝食をがっつり食べて、ベルギー行きの電車へ。アムスの朝は快晴だったが、しばらくすると豪雨になってきた。 そのうちに吹雪に・・。アントワープも雪かな・・と思っていると、ロッテルダムを過ぎてしばらく、電車が止まってしまった。そのまま止まるこ小1時間。
おかしいな、と思っていると車掌らしき人がきてなにやら乗客に話だした。もちろん理解できない。何語でしゃべってるのかすらわからない。 むりやり車掌を捕まえ、聞いてみると、何かのトラブルでこれ以上先には進めないらしい。ロッテルダムに引き返し、バスに乗りかえてさらに・・なんて説明を受ける。
今日は、アントワープ、ブリュッセルと移動したかったのに・・・と思いつつ、電車はロッテルダムに引き返す。 ロッテルダムに引き返すと、問題は解決したから電車でいけますとのこと。なんなんだ・・・。
別の電車に乗り換えてアントワープへ。その電車は、2つの電車の乗客が乗りあわせた感じで、文字通りの乗車率200%。かなりきつかった。 でっかい荷物を持ちながらの乗車は、かなりの運動になってしまった。
アントワープに着いたのは、予定より2時間遅れ。ブリュッセルに行くのは無理だな、と思いアントワープで1泊することにした。 宿を見つけるのに苦戦したが、やさしいおばちゃんが助けてくれてなんとか発見。こんなときに助けていただくと、そのおばちゃんは、どんな絵画の天使たちより美しく見えたりする・・。
宿の受付のおじちゃんもなかなか気さくでおもしろい。いろいろと街の情報を教わり、さっそく街中へ。アントワープは、ダイヤモンドの取り引きが世界一ということで知られる。
しかし、日本人にはそれ以上に、アニメ「フランダースの犬」の舞台としてなじみが深いところだ。少年ネロが最後に見たいといったのは、「十字架にかけられるキリスト」と「キリストの降架」、という絵画だ。
2つとも街の中心にある、ノートルダム大寺院に納められている。ネロとパトリッシュは、そのノートルダム大寺院で2つの絵を見た後に、死んでしまうというストーリー。
十字架にかけられるキリスト | キリストの降架 | ノートルダム大聖堂の中央祭壇 |
ステンドグラスがとてもきれい | ノートルダム大聖堂正面 | |
どこからみてもきれいで荘厳なノートルダム大聖堂 | ||
しかし、ルーベンスの傑作はウィーンの美術館でもたくさん見たが、どれもすごい。彼はいったい何枚の絵を書いたのだろうか・・。 メインの2枚の絵をみたら、あとは街を散策。時間がなくてルーベンスの家には入れなかったのが残念。
市庁舎 | シュヘルド川 | |
ルーベンスの家 | アントワープ中央駅 | ここから先、宝石店がずらり |
それにユースに帰る途中から、またもや吹雪・・。自分にかなり雪が積もってしまった。けっこう気持ちが暗くなっていたので、ここは豪勢な食事で気分を明るく、 とユースからもう一度、街中にでてちょっと豪華なレストランに入った。ここのお姉さんがとてもやさしかったので、気分も明るく宿に帰ってきた。