12日目:イタリア(ローマ)

今日は、朝早く起きて、ローマ一日観光。朝から精力的に歩いてガツガツ市内の観光ポイントを回ってみた。

まずは、「ローマの休日」でお馴染みのスペイン広場。137段あるスペイン階段の上に見えるトリニタ・デイ・モンティ教会の2つ塔が印象的。

朝一だったこともあり、そこまで観光客は多くなかったし、1月ということもあるのでさすがにジェラートを食べている人は見なかったような・・・。


共和国広場 スペイン広場(上から) スペイン広場(下から)
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続いて、ローマの一番の観光スポットというべき、トレビの泉へ。人でごった返しいると思ったが、ここもそう多くの人がいるわけでもなかった。

後ろ向きでコインを泉に投げ入れると、「再びローマを訪れることができる」、という言い伝えは、誰もが聞いたことのある有名なお話。

しかも、「もっとコインを」、と市がさらに新しく4つの願いをつくったとか。伝説の言い伝えも金次第だなと思いつつ、次の場所へ。


トレビの泉
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しかし、ローマの観光スポットは無料が多くてよい。ロンドンは一日回ってビックリするほどお金を払ったのに・・・なんて思いながら、ひたすら歩く。 続いては、パンテオン。このパンテオンとは神々の神殿という意味らしい。2世紀に建設された建物が今でも完全な形で残っているとは驚きである。

中に入って、椅子に座って、天井を見上げると、ドームに中央にある直径9Mもの天窓から光が入ってくる。光の輪と流れる雲を見るのは、なかなかの価値がある。


パンテオン
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どんどん行きまして、ナヴォーナ広場。この広場には「ネプチューンの噴水」・「河の噴水」・「ムーア人の噴水」と名付けられた噴水があって、 中央の河の噴水は、ベルニーニの作品で、世界の4大河川、ナイル、ガンジス、ドナウ、ラプラタを擬人化したものらしい。

作品よりも世界4大河川にアマゾン川がないのか・・、なんてことに感心してしまう。


ネプチューンの噴水(たぶん・・・) 河の噴水 ムーア人の噴水(たぶん・・・)
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最高裁判所 サンタンジェロ城 テヴェレ川の向こうはヴァチカン市国
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お次ぎは、テヴェレ川をわたって、最高裁判所・サンタンジェロ城をとおりすぎると、来ました世界で最も小さい国。ヴァティカン。

ヴァティカンは、面積44ヘクタール、人口わずか1000人。しかし、世界に8億以上といわれている、カトリックの総本山として、礼拝に訪れる信者であふれている。

しかし、国といってもパスポートが必要なわけでもないし、通貨も同じ。一体、どこからヴァティカンなのかもはっきりしなかった。(これはちょっとショック。看板とかあるのかなぁ)


コンチリアツィオーネ通りをまっすぐ歩きサンピエトロ広場へ。この広場は、両側に半円形の回廊が渡り、ドーリア式の円柱284本が並ぶ壮麗な広場だ。 ハトや観光客でとても賑わって、壮麗という言葉に恥じないだけの雰囲気を醸し出している。


コンチリアツィオーネ通り サン・ピエトロ広場 全部で284本の円柱
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>そして、その先にあるのがサン・ピエトロ寺院。16世紀から17世紀にかけて、ミケランジェロの設計によって再建された寺院だそうだ。 世界中から観光客が来るのはよくわかるってほど、すごい建築物だ。何からなにまでやたらとすごい。たくさんの彫刻や絵があるが、どれも言葉にはできないくらいのすばらしさだ。

ここらあたりで、かなりぐったりしてきたので、サンピエトロ広場で休憩。じっとしているとハトがたくさん寄ってきて、なんだか恐いくらい・・・。


サンピエトロ寺院の中 内部は言葉にできないほど
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ミケランジェロ作の大理石像「ピエタ」
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ローマの観光ポイントのいいところは、無料なことと歩いて回れるということ。迷わなければ、1日でもいいくらいの位置に有名観光ポイントがあるのがうれしい。(もちろん、人によるけど)

次は、サンタ・マリア・イン・コスメディン教会へ。ここは誰でもしっている「真実の口」があるところだ。ウソをつくと手が抜けなくなるといういい伝えも誰もが知っているところ。

そんなことを考える間もないほど、日本人のおばちゃんパワーでおしのけられてしまった。さすが・・・と素直に退散。ツアーの添乗員の人も「並んでお願いしまーす」となんだか疲れぎみだったような・・・


真実の口
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お次は、フォロ・ローマ。ここは、古代ローマの共和政治、裁判、商業取り引きなど市民生活の中心だった広場だそうだ。

かなりの見どころがあり、石が崩れている様子や凱旋門などを見ると、当時の生活がかなり思い浮かぶ。こういうところに来ると、 ガイドさんにいろいろ説明を受けている観光客の周りに寄って行って、盗み聞きを試みたりする。


フェロ・ローマ ティトゥス帝の凱旋門 フェロ・ローマはけっこう広い
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そのフォロ・ローマを抜けるとコロッセオに。コロッセオは古代ローマの円形闘技場。市民の娯楽施設として猛獣と人間を戦わせた。 ここは、今までで一番の人ごみでチケットを買うのに30分は待ちそうな雰囲気だったので、外で軽食を食べながら、外観を眺めていた。


古代ローマの円形闘技場、コロッセオ
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宿に向かう途中に、サン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ教会に寄ろうとしたが、場所はあっているはずなのに入り口が見あたらずに、あきらめた。 代わりに、サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂を通って宿へ。夜は、近くのスーパーで買ったパスタを宿のキッチンで料理。

3ユーロでたくさん食べられ、その次の朝の分まで残ってかなり幸せな気持ちになってしまった。 イタリアのパスタの麺は、スーパーなどではおいしそうに見えないが、ビンで売っているソースは、かなりいけることが判明。 お腹いっぱいなのと、一日歩き通したので、夜は自然と眠りに落ちていた。


サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂
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