朝五時にバルセロナの空港に到着。
お金をユーロにして、朝飯をとることに。しかし、ユーロは高い。ドルと同じくらいで125円くらいかな。なんて思っていたが1ユーロ=130円以上もする。
現金の両替はさすがにレートが悪いと痛感し、BANKカード引落しに切り替えることを決意。 明るくなるまでしばし空港で時間を潰し、電車で国際電車が発着するサンツ駅へ。
使うのはユーレイルユースパス。26歳以下だと買えるパス。1ヶ月間、ヨーロッパ17ヶ国の鉄道に乗り放題。 ただし、夜行や特別急行に乗るときは、別料金が必要になる。
乗り放題、とは聞こえがいいが、元を取るにはガンガン電車に乗らないとだめだ。さっそく、ニース行きの夜行を予約し、バックをロッカーに預けて、バルセロナ観光へ。
カイロから来たせいか、かなり肌寒く感じたが、カタルーニャ地方の中心都市のバルセロナは、なんだか風が気持ちよかった。(カイロが悪すぎたというのもあるが・・)
バルセロナの地下鉄は、とってもわかりやすい。さっそく一番の目当てだった、サクラダファミリアへ。ガウディの代表作で、彼のライフワークとして有名。
31歳のときから、以後43年の人生をこの聖堂の建築に捧げたこのサクラダファミリアは、計画どおりに完成させれば、あと200年はかかるという。
そのとおり、ガンガンに工事をしていた。完成予想を描いた絵を見ると、なるほどまだまだだと思うし、完成していなくてもすごいのに、完成したらやばいくらいすごいことになるな、と思わせた。
サクラダファミリア | ||
塔の上より | サクラダファミリアの完成予想図 | |
つづいて、王の広場・カテドラルへ。王の広場の階段は、コロンブスが新大陸発見の後、土産を持ってイザベル女王との謁見のため登ったという。
ここらあたりの旧市街は、サクラダファミリアがあったところ新市街とは違って、狭い路地などがかなり雰囲気がある。
王の広場 | カテドラル | カテドラルの中 |
ランブラス通りをコロンブスの塔まで歩いて、バルセロナ港へ。思ったよりもかなり水が澄んでいる。
コロンブスの塔 | バルセロナ港 | |
続いて、ピカソ美術館に行こうとしたら、今日は月曜日ということに気がついた。たしか、情報では月曜日は休館。
4・5年前にパリのルーブル美術館で味わった感覚がよみがえる。あのときも確か休館だった。
しかたなく、表で写真を一枚。その後は、世界遺産にも登録されているカタルーニャ音楽堂へ。ガウディとともにバルセロナの芸術を代表する建築家、ドメネク・イ・モンタネールの傑作だそうだ。
ピカソ美術館 | カタルーニャ音楽堂 | |
電車の時間になってしまうので、再びサンツ駅へ。 夜になるとさすがに寒く、待っている時間はかなり辛かったが、枕と毛布で次の目的地まで行けるのだから、いいやなんて思っていたら、大ショック・・・。
夜中の1時にやっと電車に乗り込んだかと思うと、そこにはただの個室。あれ!? ベットは・・・枕は?・・・毛布は?・・・といった感じ。
ユーレイルパスを持ってはいるが、寝台車料金15ユーロを払っている。当然、毛布も枕もあると思ったのに・・。 それと、ちゃんとチケットを持っているときに限って、チケット検査に来なかったりするのがヨーロッパの鉄道。 結局は寝台車料金などはいらなかった・・・。運良く、寝袋持参だったので、凍え死ぬことはなかったが、なんだか眠れない夜を過ごしてしまった。